ホテル・マルティニス・マルキ

ホテル・マルティニス・マルキ

啓発的なレガシー

17世紀終盤、ショルタ島とその周辺は暗黒の時代を迎えていました。東方からは、オスマントルコ帝国の脅威が迫り、南方からは、海賊たちの奇襲攻撃が島々や海辺の街々を脅かしていたのです。そんな暗黒の時代に、ひとつの一族が島に光をもたらしました。

 

それは1703年のこと。ヴェネツィア共和国の貴族の一家系、マルキ家の三兄弟が、ショルタ島に城館を建てる許可を得たのです。その城館の目的は、このエリアが直面している脅威から地方全体を守ること。そして1708年に完成して以降、まさにその任務を果たしてきました。しかし、マルキ家の真価は、ヨーロッパ啓蒙思想の夜明けの光、ビジョンや科学、芸術や文化をこの島にもたらしたことでした。一例をあげると、マルキ蔵書館には、2700以上もの貴重な蔵書コレクションがおさめられています。これらの蔵書コレクションは、イヴァン・ペタル・マルキが、ヴェネツィアやその他のヨーロッパ各地の首都を訪れて自ら厳選した書籍の数々。イヴァン・ペタル伯爵は、クロアチア語の養成と発展を目的としたイリュリア・アカデミーの創設者でもある一方、チャリティー団体、マルティニス・マルキは、スプリットの貧しい人々に無料で教育をほどこしました。

こんにち、マルキ家の城館と屋敷は、マルティニス・マルキ・ヘリテージホテルへと生まれ変わり、いまなお、マルキ貴族一族の啓蒙思想を受け継いでいます。ここでは、平穏と光は、いつでも大歓迎。それは、屋根のライトアップや、スペーシャスで太陽が降り注ぐ中庭をみるだけでも明らかです。そして、マルキの啓発のレガシーは、いまでも続いているのです。こんにち、蔵書室にはあらたな蔵書と知識があふれ、現代文学の著名人たちが、セミナーで芸術や文学をテーマに討議するため、ホテルにやってきます。ホテルは、いまなお、啓発の場なのです。

 

ホテルの先進と啓発のレガシーと好対照をみせているのは、マスリニツァ入り江にみられるような、この島の手つかずで昔のままの姿を残す自然。ショルタ島と周囲の島々では、琥珀に閉じ込められたかのようなセピア色の歴史を彷彿とさせる風景に迷い込んだ錯覚を覚えることでしょう。この島からは、フヴァール島やブラーチュ島、ヴィス島といった同じくらい美しい近隣の島々のミステリーや珠玉の数々を、日帰りツアーで訪れることもできます。ダルマチア地方でもまだあまり知られていないショルタ島には、地元の人だけが知っている完全にプライベートな入り江がいくつもひそみ、紺碧の海と太陽があふれる美しいサプライズに満ちています。

 

そして、マルキ家の啓蒙のレガシーと、島の手つかずの伝統と自然がみごとなコントラストを見せているように、島の料理も特筆に値します。魚やオリーブ、ワインとはちみつを使った自家製のシンプルな食材は、何世紀もかけて磨き上げられたシンプルでゆたかな料理を創り上げています。

Marjan Lešić / Martinis Marchi Heritage Hotel
この島のはちみつは、古代から極上の評判をほしいままにしています。そして、こんにち、この島は、ゆたかなシンプルさ、平穏と啓発、進歩と伝統の調和のとれたバランスをみごとに保ってきているのです。ショルタ島とマルティニス・マルキ・ヘリテージホテルは、他の人のために行く先を照らすビジョンの場所なのです。

コンタクト

Put Sv. Nikole 51
21430
ダルマチア - スプリト地域
Maslinica, Grohote